宝塚版「ポーの一族」あらすじ(ネタバレ)

今回は、ミュージカル「ポーの一族」のあらすじ(ネタバレあり)を紹介します。

この記事を読むと、2018年に宝塚歌劇団で初演されたミュージカル「ポーの一族」のあらすじがわかります。

2021年には梅田芸術劇場・東京国際フォーラム・御園座で再演されましたが、宝塚初演時と内容は同じです。

目次

ミュージカル「ポーの一族」

登場人物

  • エドガー…主人公で14歳の少年
  • メリーベル…エドガーの妹
  • 老ハンナ…バンパネラの一族。エドガー兄妹を森で拾う。
  • 大老ポー…バンパネラ一族の長
  • ポーツネル男爵…バンパネラの一族
  • シーラ…ポーツネル男爵と結婚しバンパネラとなる
  • アラン…貿易商会トワイライト家の子息。恵まれた環境とは裏腹に、心の中は孤独な少年。
  • ジャン・クリフォード…医師
  • マダム・ブラヴァツキー…降霊術師
  • バイク・ブラウン…オカルト雑誌の編集者

森に捨てられた幼いエドガーとメリーベル

森の奥に捨てられた幼いエドガーメリーベルは、1人の高齢女性老ハンナに拾われ育てられる。

エドガーはメリーベルを可愛がり、メリーベルも兄を頼りにしながら、老ハンナのもとでスクスクと育った。

ある日、エドガーはシーラという美しい女性と出会う。

シーラは愛する人と結婚するため、婚約式をしにこの森を訪れたという。

そういえばと、エドガーは思い出す。老ハンナから、一族の婚約式があることを聞いていたのだ。

一族の婚約式

エドガーは婚約式に出席したかったが、老ハンナの許可が得られなかったため、外からそっと婚約式の様子を覗いた。

そこでエドガーが見たのは、信じられないものだった。

シーラは首から血を吸われ、気絶していた。

老ハンナの一族は、「バンパネラ」だったのだ。

その光景を見て驚いた拍子に、婚約式を覗いていたことがバレてしまったエドガー。

老ハンナは、エドガーやメリーベルをバンパネラにすることは考えずに育てたが、秘密を知られてしまってはそうはいかない。

一族の前で、エドガーは成人したら一族に加わることを約束させられる。

その代わり、メリーベルだけはバンパネラにしないと一族に約束させ、彼女を養子に出した。

気絶していたシーラは、その後目を覚ましバンパネラとなった。

結婚相手のポーツネル男爵が、バンパネラであることを承知の上で結婚したシーラ。

彼を愛するシーラはバンパネラを恐れるどころか、喜んでポーの一族となったのだ。

そのことに唖然とするエドガーだった。

老ハンナの消滅

婚約式を見ていたのは、エドガーだけではなかった。

村の子供たちも見ていたのだ。

老ハンナがバンパネラだということを子供たちから聞いた村の大人たちは、老ハンナを襲撃した。

胸に杭を打たれた老ハンナは、消滅した。

バンパネラは歳をとることなく永遠の命を持つが、致命傷を負うと消滅してしまうのだ。

大老ポーの覚醒

一族の危機を察知して、ある人物が目を覚ました。

300年以上ものあいだ眠っていた大老ポーは一族の危機を前に、エドガーをバンパネラに加え一族を存続させようとする。

バンパネラになるのは成人してからと思っていたエドガーは嫌がるが、無理やりバンパネラにさせられてしまう。

バンパネラは歳をとらないため、エドガーは永遠に少年の姿のまま、永遠の命を生きることになった。

メリーベルとの再会

バンパネラとなったエドガーは、一族であるポーツネル男爵夫妻の養子になった。

森を追われ一家で旅に出る前に、一目メリーベルに会いたいと思ったエドガーは、メリーベルのもとを訪れる。

そばにいたいと懇願するメリーベルを拒否することができず、エドガーはメリーベルを連れて行くことにした。

メリーベルは一家に加わり、彼女もバンパネラとなった。

旅を続けるエドガーたち

大人になる前にバンパネラになったエドガーとメリーベルは、見た目が成長しない。

成長しない2人は、ひとつの所にとどまっているとやがて周囲に怪しがられてしまうため、一家は同じ場所に定住できないでいた。

ホテル・ブラックプールに滞在した一家は、医師のジャン・クリフォードと出会う。

ポーツネル男爵夫妻はクリフォードとその婚約者ジェインを気に入り、一族に加える計画を立てる。

アラン・トワイライトとの出会い

ポーツネル男爵夫妻が計画を立てる一方、エドガーはアランという少年に出会う。

アランは貿易商会・トワイライト家の子息だった。

2人は意気投合し、エドガーは妹のメリーベルに会わせることにした。

メリーベルを一目見たアランは恋に落ちる。

エドガーが、メリーベルをアランに会わせたことには理由があった。

エドガーは、アランを一族に加えようと考えているのだ。

マダムブラヴァツキーによる降霊術

街一番の社交場であるホテル・ブラックプールで、降霊術のイベントが行われることになった。

降霊術師のマダム・ブラヴァツキーは、居合わせたポーツネル男爵に、先祖からの強いメッセージがあると告げる。

降霊術で姿を現したのは、消滅した大老ポーだった。

「一族は増やせ。海辺の小屋に気をつけろ」というメッセージを残し、大老ポーは消えた。

クリフォードを一族に加える決意を新たにするポーツネル男爵。

マダムブラヴァツキーはその一方で、クリフォードとオカルト雑誌の編集長バイク・ブラウンに声をかける。

「あなたたちに銀の銃弾が必要だというメッセージが来たの」と言いながら、クリフォードとバイクブラウンにそれぞれ銀の銃弾を与えた。

一家の正体に気づくクリフォード

クリフォードを一族に加えるため、計画を練るポーツネル男爵夫妻。

ある嵐の日、その計画を実行しようとしたシーラ(ポーツネル男爵夫人)は、クリフォードに近づこうと試みる。

雷が轟く嵐の中、シーラとクリフォードは海辺の小屋へ逃げ込む。

医師であるクリフォードがシーラの腕を握ったとき、全く脈が無いことに気づいた彼は、シーラがバンパネラであることを確信する。

バンパネラは脈が無いと知っていたからだ。

正体に気づいたクリフォードは、近くにあった農具でシーラの胸を刺した。

窮地に立たされるポーツネル一家

クリフォードの防衛により大きな傷を負ったシーラは、ホテルにいる夫のもとに戻る。

クリフォードに正体を知られたことを知ったポーツネル男爵は、一家でホテルを離れることを決意する。

メリーベルを呼んでくるように男爵に言われたエドガーは、急いでメリーベルのもとへ向かう。

メリーベルに銀の銃弾を撃ち込むクリフォード

シーラからの防衛に成功したクリフォードは、メリーベルと一緒にいるジェインのもとに駆けつけていた。

その場でクリフォードは彼女を守るため、メリーベルに銀の銃弾を撃つ。

昔、老ハンナが消滅したのと同じように、メリーベルも消滅してしまった。

エドガーが駆けつけると、メリーベルはすでに消滅していた。

愛する者をなくしたエドガーは、憎しみのあまりクリフォードに銃を向ける。

人間たちに襲われるポーツネル男爵夫妻

エドガーがメリーベルのもとに向かったあと、ホテルでは騒動が起きていた。

負傷したシーラと、一刻も早く一家でホテルを出たいポーツネル男爵だったが、ついに正体が人々にバレてしまう。

そこにはオカルト雑誌の編集長バイク・ブラウンも居合わせていた。

彼は持っていた銀の銃弾を2人に向けて発砲した。

消滅するポーツネル男爵夫妻。

エドガーは、ひとりぼっちになってしまった。

トワイライト家

ホテルで騒動が起きる中、アランの家でも事件が起きていた。

トワイライト家の財産を目当てにする伯父は、アランの母親に言い寄っていた。

それを目撃したアランは激昂し、伯父を階段から突き落としてしまう。

伯父を殺してしまったと思ったアランは、その場に立ち尽くした。

仲間を求めるエドガー

メリーベルとポーツネル男爵夫妻をなくしたエドガーは天涯孤独の身となった。

ホテルにも、もういられない。

アランのもとに向かったエドガーは言う。

「僕は行くけど。1人では寂しすぎる…」

エドガーがバンパネラだと薄々気づいていたアラン。

家に居場所がなくなり絶望したアランは、人間でいることへの未練はなくなっていた。

エドガーと同じく、アランは少年の姿のままバンパネラとなった。

少年の姿のまま、100年近くの時を生きる2人

時を超え、ある学校に転校生が2人現れた。

バンパネラ伝説に出てくる人物と、同じ名前の少年。

その伝説の中のエドガーには、メリーベルという名の妹がいるという。

ある生徒が妹について、転校生に尋ねた。

すると少年が答えた。「メリーベルという名の妹?いたよ、ずいぶん前に死んじゃったけどね」

少年は意味深に微笑んだ。

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